地域包括支援センターの村上です。
町広報などでご覧になった方もいらっしゃると思いますが、6月14日愛川高校で認知症サポーター養成講座を行いました。地域包括支援センターで講師を務めるのは、今年で3年目です。今回は、34人の生徒の皆さんが参加し、私の問いかけに頷いたり、意見を言ったりと耳を傾けてくれました。
講座の目的は、認知症を理解して高齢者の方が安心して町に暮らし続けられること。講義の中では、脳のしくみや認知症の症状のほか、認知症の方の気持ちについてお話しました。
認知症の人は、脳の病気によって生活の中でいろいろと困ったことに出会います。困った状況になったときに「どう感じ」「周りの人にどうしてもらいたいか」イメージするため、生徒の皆さんには、自分が小学生の頃に迷子になったときのことを思い出してもらい「どうしてもらいたいか」考えてもらいました。
生徒さんからは、「優しくしてもらいたい」「声をかけてもらいたい」等々言葉が聞かれました。認知症の方も困ったときには、周りの人の声かけや手助けが必要な時があります。そんな時に今回講義を受けてくれた生徒の皆さんが、様子に気づき、優しく声をかけたり、周りの大人に知らせてくれたりと、認知症の方の支えになってくれたらいいなと思っています。今回参加していただいた生徒の皆さん、先生がた、ありがとうございました!
地域包括支援センターでは、認知症サポーター養成講座を5名以上のグループ、または、団体の方々に対し開催します。ご希望のグループ、団体の方は、地域包括支援センターまでお気軽にお問合せください。